日蓮宗お寺巡りサイクリング 19(今庄:妙文寺)
2022年11月2日 水曜日 晴 今庄:9-19℃
天候は穏やかな快晴。気温はやや低めだが、冷たい北風が吹くことはなさそう。
今日は南越前町(旧今庄町)広野にある妙文寺を参拝する。
福井から妙文寺までは約50kmあり、自転車で往復するには無理がある。
今回もミニベロのダホン・ルートを車に積んで今庄駅近くのサイクリング・ターミナルまで行き、そこからサイクリングを開始することにする。
サイクリング・ターミナルから妙文寺までの距離は約10km。
お寺までなだらかな登り坂がずっと続くはずで、獲得標高は約140メートル。
国道476号線から県道231号線に入ると、交通量はぐっと少なくなり、のどかな田舎の風景を見ながら走るのは楽しい。
宇津尾までは日野川右岸の農道を走る。紅葉も始まりかけている。
宇津尾で日野川の橋を渡って、左岸の県道231号を走り、広野の集落に入る手前まで来ると、お題目を刻んだ岩が見えた。妙文の題目岩と思われる。
前方には広野の集落が見える。
700メートルほど走ると、右手にお寺の大きな屋根が見え、それに向かって走ると、石塔と立派な鐘楼が見えた。
妙文寺の開山は、正平元年(1346年)日像の弟子の妙文で、この名称の寺院は全国で当寺だけである。
妙文は妙泰寺2世として在住したが、後に当山を建立して閉居し、当地において遷化(没)された。
元は妙顕寺の末寺であったが、元禄11年(1698年)に義に背いたことにより寺を破却され、それより30年来は小庵となった。
幸い本堂の戸は開き、本堂の中に入って参拝する。
堂内では三十番神を祀っている。
享保13年(1728年)、妙覚寺の日宥がこの旧跡を拝領され本徳寺と改称したが、のち妙文寺と復称した。それにより妙覚寺末となり日宥は中興の祖と仰がれる。
七面堂と思われる。
妙文御廟所と思われる。
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集落の道路を挟んで反対側に春日神社が建つが、妙文寺と関係があったかどうかは不明。
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復路は往路とは逆に、宇津尾まで日野川右岸の農道を走り、宇津尾からは県道を走り、他の神社や寺院も簡単にお参りしがなら帰路についた。
走行距離は20km。
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