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2022年9月

2022年9月28日 (水)

日蓮宗お寺巡りサイクリング 14(福井市鮎川町・大丹生町)

2022年9月28日 水曜日 雲/晴 18-24℃

今日は越前海岸を走って、妙円寺と大乗寺を参拝します。

妙円寺の所在地は福井市鮎川町、大乗寺は同じく大丹生町。

サイクリングのルートとしては、できるだけ山道を避けるため、越前海岸の北の方から入ることに。よって、福井市内から416号線で北西に向かい、越前海岸沿いの305号線に入って南下する。

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鷹巣海水浴場を過ぎ、鉾島でトイレ休憩。

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鮎川町に入って、地図を頼りに狭い道を辿ってなんとか妙円寺に到着。

前に車で参拝した時は、車はかなり離れたところに駐車し、しばらく細い道を歩いたことを思いだす。

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妙円寺は天正16年(1588年)の創立。開基は真浄院日明。

当区福岡小左衛門家出身の妙円日持尼の発願寺という。

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大正11年に本堂を再建、昭和7年に庫裏を再建した。

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305号線に戻って、さらに南下して大丹生町に到着。

大乗寺の題目塔を見つける。南無妙法蓮華経の文字がかなり風化している。

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大乗寺は、明応4年(1495年)開山本覚院日応。

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日像の法孫の日応が真言宗の寺檀を改宗したと伝えられる。

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昭和47年12月に落雷事故により本堂・庫裏を全焼、49年に再建。

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当寺に隣接して法華勧請の八幡菩薩を祀る八幡神社がある。

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大正年代までは大乗寺の住職が別当として祭祀していたが、その後村社となってからは神道祭祀が行われるようになった。

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しかし今日なお儀式・行事等に於いて多分に法華勧請の心と形が残っている。

境内には妙一位稲荷大明神を祀る妙一堂がある。

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帰路は往路を戻り、4時帰宅。走行距離は60km。

2022年9月27日 (火)

日蓮宗お寺巡りサイクリング 13(大野市)


2022年9月26日 月曜日 晴 17-31℃

お彼岸を過ぎてから徐々に涼しくなってきた。

ということで、お寺巡りサイクリングを再開することに。

今日は大野市の日蓮宗のお寺へ いざ出発!

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大野市までは、先ず足羽川堤防のサイクリングロードを走って、一乗谷あさくら水の駅へ向かう。

ここでしばらく休憩してから、足羽川沿いに県道31号線、旧国道158号線を走る。

旧158号線は道路はやや狭いが、交通量は遥かに少ない。

縫原町あたりまで来ると、荒島岳が見えてきた。

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大野市街に入る手前に「新丁(しんようろう)トンネル」がある。トンネルの長さは約500メートル。

自転車で走って通れるような歩道はあるのだが.....幅は約1メートル。

側を大型トラックが通り過ぎると強い風圧を受けて、歩道から落ちそうになる、、、怖。

自転車を降りて自転車を引きながら歩くことにした。この方が年寄りには無難だ。

やっとトンネルを通り抜けると、越前大野城が見えてきた。

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結ステーションに到着。大野市にやって来たという感じがした。

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市内にある日蓮宗のお寺は次の三ヶ寺。

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日蓮宗のお寺はすべて寺町通りに集まっている。

これは、織田信長の武将金森長近公が大野へ入封後、京の都に模して碁盤目のまちづくりをはじめ、町の東端に寺院を集めて「寺町」を作ったことに由来する。

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先ず妙典寺から参拝開始。

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妙典寺は、明応年間(1492〜1501年)の1500年に創立。開山は実慶院日応。

どこに開創されたかは不詳であるが、おそらく現在の千葉県市原市と思われる。

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結城秀頼の第6男で大野城主だった松平直良により大野城下へと招かれ現在に至る。

境内の「水かけ地蔵」に水を三杯掛け、合掌し心の円満を祈願すると、微笑んでくれると言われている。

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次は、隣にある圓立寺へ。

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圓立寺は永禄4年(1561年)の創立(1556年創立とも)。開山は長寿院日運。開基は壇越の円立院日真居士。

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もとは土橋の庄に創建されたが、天正3年(1576年)、大野藩主金森長近の時、城下町建設に伴い現在地に移転。

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福井藩主松平秀康の6男である松平直良の菩提寺である。

本堂の戸は閉まっていたが、ガラス戸のガラス越に中を拝観させていただく。

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本堂の隣には鬼子母神、大黒天、七面大明神、清正公(松平直良の守本尊)を祀る祠がある。

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彼岸の法要が済んだところだからでしょう、墓地には卒塔婆が林立している。

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最後に大雄院へ。

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大雄院は、承応元年(1652年)の創立(慶長14年1609年とも)。開基大雄院日前。

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本堂は閉まっていたが、木柾を叩いている音が聞こえる。

ご上人様がお経をあげていらっしゃるようだ。

外から合掌だけして、お寺を後にした。

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お昼ご飯を「ねんりん茶屋のーそん」でおろしそばを食べ、帰路についた。

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往路とほぼ同じ道を引き返し、新丁トンネルはやはり歩いた...

走行距離約70Km。5時帰宅。