法華宗お寺巡りサイクリング 15(旧丹生郡織田町・清水町山内)
2022年10月19日 水曜日 快晴 24℃
素晴らしい秋晴れ日。
今日は福井市から旧丹生郡織田町(現越前町)の方に向かって、県道6号〜3号線(福井大森河野線)を走る。
途中まず、旧丹生郡清水町山内(現福井市山内町)にある法華宗の寺院、本行寺と高成寺の参拝。
山内町の集落に入ると、まず本行寺の題目塔が目に入る。
本行寺は寛永13年(1636年)7月創立。開基真含院日應。
本堂の右手には鐘楼と、何かの祠が見える。
三十番神の祠かなと思いながらも、特に確認せずにお寺を後にする。
続いて隣りの高成寺へ向かう。
題目塔が迎えてくれる。
立派な山門。鐘楼も兼ねている。
高成寺の創立は慶長3年(1598年)5月。開基は善光院日俊大徳。
隣には加茂神社。
神社がすぐ横にあるのは、神仏習合の名残である。
加茂神社の右手奥には、三十番神を祀る祠がある。
三十番神は神仏習合の信仰で、毎日交替で国家や国民を守護するとされた30柱の神々である。
中世以降、特に日蓮宗と法華宗で法華経の守護の神(諸天善神)として重視された。
京都に日蓮宗を布教しようとした日像が布教のために、比叡山の三十番神を取り入れた。
県道6号線をさらに走って、織田の町に入ると、織田信長像が迎えてくれる。
織田には本源寺が、上中山には蓮成寺がある。
まずは劔神社でお参り。
本源寺は劔神社のそばにある。
本源寺は、県立図書館にある寺院台帳の記載では、
「劔神社別当金栄山織田村の類にて真言宗なり」
さらに、「檀徒人依頼によって天正10年(1572年)度日蓮宗に転して本源寺と称す」とある。
やはり三十番神を祀る祠がある。
続いて、365号線を越前海岸の方へ10分ほど走り、蓮成寺に到着。
蓮成寺の開基は一雲法印。延喜15年(914年)の創立と歴史は古い。
元は真言宗のお寺である。
寺院台帳によると、
「太永元年(1521年)5月に当山佳持日善なる者本隆寺日真当國弘通の時其教化によってその末寺となり現今に至る」とある。
本堂の左寺に三十番神のものと思える祠あるが、工事中のため近づけない。
復路は往路と同じ道を引き返す
本来なら福井まではなだらかな下り坂が続き、楽なはずだが...
風力6mぐらい北西の向かい風が強く、下り坂の恩恵は帳消しに....
走行距離60 kmぐらい、バッテリ消耗は60%であった。
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